出産予定日より早く生まれる気がするな♩
私は臨月に入る少し前から前区陣痛がありました。
前区陣痛:不規則な痛みや張りを感じる子宮収縮のこと。出産に向けた身体の準備により起こるもので、本陣痛ではないため痛みの強さがどんどん強くなることはない。
そのため、予定日よりも早く生まれるものだと勝手に思い、夫婦で毎日ドキドキしながら過ごしていると、まさかの41週6日での出産になりました。笑
初産は予定日より遅れるって聞くもんね。
今回は出産予定日を過ぎた私が、陣痛促進剤を使用して出産した体験についてご紹介します。
- これから出産する予定がある方
- 出産予定日を超過中の方
- 陣痛促進剤を使用した出産体験について知りたい
私の出産体験
前日の妊婦検診(40週5日)で予定日超過のため、誘発分娩をすることに決定しました。
私が持参した陣痛・入院バッグの持ち物についてはコチラ
誘発分娩初日(バルーン留置)
この時の私の状態
- 40週6日目
- 子宮口0センチ
- 子宮頸管長3.7cm
- 赤ちゃんの推定体重3700g程度
前日の妊婦検診では身長155cm、体重48.8kg(妊娠前より+8.8kg)
私の体型から考えると赤ちゃんが大きめ。汗
子宮口:子宮と腟がつながる部分のこと。全開(10cm)で分娩に至る。
友達は出産予定日近くには子宮口が2~3cmくらい開いていたのに私は0cmだったよ!泣
子宮頸管:子宮の入り口の長さのこと。妊娠初期は3.5~4cm程度で出産時はほぼ0cmなる。
子宮口を開くためのバルーンを挿入
夕方からの入院で、この日は子宮口が7cmになったら抜けるバルーン(ネオメトロ)のみを入れることに。
バルーン(正式名称はメトロイリンテル):子宮口にゴムの袋を入れ、その中に水を入れることで風船のように膨らませて子宮頸管を熟化器具。分娩誘発で薬剤を使う際、子宮口がある程度開いていないと薬剤の効果が期待できないため、その前処置として使われる。
17:00
子宮口が閉じてるから痛いと思うよ~。
ちょっと我慢してね。
バルーンは普段の検診時に使用している内診台に上がって挿入してもらう。
けっこう出血したみたいで心配されたけど、体の力を抜いて息を吐くことだけに集中してたから痛みは少しツーンとしただけだった。
私の子宮頸管長が長すぎて入れにくそうだった。笑
入れた後はチューブが出ている違和感があるものの痛みは無かったよ!
バルーンを入れている間は、24時間分娩監視装置を装着。
分娩監視装置:NST(ノンストレステスト)モニターのこと。お腹にベルトを巻き、赤ちゃんの心拍数、胎動、子宮の収縮の具合をチェックする装置。
子宮口にバルーンを入れると感染してしまう危険があるから、抗生剤の飲み薬も渡される。
6時間ごとにお薬を飲むから夜中も薬の時間に起きなきゃいけなくて大変。
21:00
バルーンは痛みが出る人が多いそうで、出産に向けて体力を温存してほしいから睡眠薬の飲み薬と筋弛緩薬の注射をしてくれることに。
筋弛緩薬:筋肉の緊張を緩和させることによって産道と会陰部の筋肉を和らげて子宮口が開きやすくなり、痛みも和らげる効果がある。
まだ眠くないし抗生剤を23時に飲まなきゃいけないから23時前にお願いします♩
21:30
じわじわと生理痛の様な痛みが出現。
それも、時間が経つにつれて我慢できない痛みに変わり…
こ、これが陣痛か…
この時の陣痛間隔は10分程度。
陣痛間隔が10分を切ることはなかったけど、いきみ逃しをしないとつらい。
22:00
我慢が出来ない痛みに変わり、ナースコール。
睡眠薬を飲んで注射を打ってもらう。
注射を打ってからすぐに視界がぼやけ始める。
ふわふわして不思議な感覚だけど痛みは消えない…。
24時
不思議な感覚が完全に消えてお腹痛すぎる。
結局、一睡もできずに朝を迎えた。笑
前日は緊張して寝れなかったから完全に寝不足。泣
こんな体力で産めるの!?
バルーンは痛くて眠れない人もいるけど、中にはそこまで痛みを感じない人もいてて個人差が大きいよ。
誘発分娩2日目(促進剤開始)
6:00
昨晩は痛みで全く眠れなかったけど、朝方には痛みも少しマシに。
これだけ痛かったんだから子宮口もかなり開いただろうな~♩
2日目の私の状態
- 子宮口2cm
- 子宮口までの距離も遠い
- 痛みはあるものの朝食は完食
寝不足でHPゼロ…
こんなに痛かったのにたった2cmしか開いていない。泣
飲み薬の陣痛促進剤開始
7:30
朝食後に陣痛促進剤(飲み薬)を開始。
30分経過するごとにさらに1錠ずつ薬を飲む。
飲み始めて2時間ぐらいは変化なかったけど少しずつ痛みが増してきた様な気がする…
でも昨晩の方が痛かったからそれと比べたら全然マシ。
飲み薬から点滴の促進剤に変更
10:30
まだ飲み薬が残ってるけど薬の効きが緩やかだから点滴に変えようか!
えーーー!ついに本格的にヤバイ痛みくるのかな!?
ビビる私に
点滴は少量からスタートするから大丈夫!
助産師さんが励ましてくれた。
点滴での促進剤開始
開始時:5ml/時間
30分ごとに10→20→40ml/時間に促進剤の量を追加
40ml/時間になってからは痛みが強くなってきて、いきみ逃しをしないと辛いな。
11:30 ここで昼食タイム
息を吐いていきみ逃ししながら食べたから食べ終わるのに1時間程度かかる
昼食後に内診:子宮口4cm
その後は1時間ごとに60→70→80→90ml/時間と促進剤の量を追加
薬を追加しても痛みの強さは変化がなく、5分間隔で分娩監視装置の値も陣痛がきている時は80~100程度
むしろ痛みに慣れてきて、痛いけれど耐えれるかもと思い始める…。
助産師さんには痛みに強いねー!と驚かれていたぐらい。笑
16:00
夕方に内診:子宮口4cm
陣痛がきている時にバルーンを引っ張ったら抜けそうだけど、今はバルーンが圧迫してくれているおかげで陣痛がきているだけだから…
まだ抜かずに様子を見よう!
17:00
その後、夜勤帯の助産師さんに変わり、再び内診:子宮口5~6cm
さっき内診した時からあまり時間が経ってないのにさらに開いてる!!
よし!バルーン抜こうか♩
どうやって抜くのかな?と思っていたらまさかの力づくで抜去。笑
痛すぎて大量の血と涙出た。
そのまま今日の促進剤は終了
バルーンを抜いてからは陣痛の痛みがだんだんと消えていき、1時間後には完全になくなる。
ここで分娩監装置も外してもらった。
19:30
バルーンが抜けたから入浴許可をもらい、点滴の針の部分が濡れないようにサランラップで固定してもらって、お風呂へ。
21:00
明日に備えて早めにおやすみなさい。
誘発分娩3日目(促進剤2日目)
バルーンを抜いたおかげで陣痛が完全に遠のき、爆睡。笑
3日目の私の状態
- 子宮口3cm
- 子宮口までの距離がまだ若干遠い
- 痛みは完全になし
- 体力完全回復
え!!!!!?
昨日は子宮口5~6cmだったのに縮んだ?
6:10
今日は点滴での促進剤を早めに開始することに。
分娩監視装置を再び装着。
2日目の促進剤開始
開始時:30ml/時間
1時間ごとに50→70ml/時間に追加。
全く痛みなし。
8:30
本日2回目の内診:子宮口2cm
促進剤入れてるのにまた縮んだ!?
助産師さんに聞くと、バルーンを入れた圧力で子宮口が開いていただけだったため、バルーンを抜くと開いていた子宮口が縮むこともあるとのこと。
また、子宮口は筋肉でできているため多少の伸び縮みはあるがこんなに縮むことは滅多にないようでで、驚かれた。
促進剤を入れても身体に何の変化もなかったので気づけば爆睡。
11:30
昼食時間になり、起こしてもらう。笑
その後も促進剤を追加し続け、気が付けばマックスの投与量(120ml/時間)に。
マックスになると、さすがにお腹の定期的な張りは感じるものの、痛みは全くなし。
15:30
先生の回診
これはまだまだ生まれないな~。
明日もう1日促進剤するか、いったん帰宅するかどっちがいい?
…。帰ります!!!笑
先生の「まだまだ生まれない」という発言に心が折れたことと、丁寧な説明に納得したため、帰宅することに。
先生からの説明
- 明日も促進剤が効かなかった場合、薬を使いすぎても効きが悪くなるため明後日は促進剤を休むことになる
- 身体の産む準備が整っていないと、促進剤を使っても効き目がない
- 一時退院してリフレッシュすると、再度促進剤を使った時に促進剤の効果が出たママが多い
促進剤が効かなくて3回チャレンジしたママがいたよ。
3回の入退院は驚き。笑
16:00
点滴ボトル内の促進剤が全部無くなったため今日の促進剤は終了。
明日は退院するため点滴は一度抜いてもらうことに。
点滴を抜いてもらった時の解放感!!!
分娩監視装置も外してもらう。
お風呂に入って、自分は何しにここへ来たんだっけ?と思いながらダラダラ過ごして就寝。笑
まとめ
今回は出産予定日を過ぎた私が、陣痛促進剤を使用した出産体験についてご紹介しました。
出産に至るまでに行ったバルーン処置と陣痛促進剤について以下にまとめました。
バルーン挿入時のまとめ
- 陣痛促進剤は子宮口がある程度開いていないと効かないため、その前処置としてバルーンを入れる
- バルーン挿入時の痛みを逃すには、できるだけ体の力を抜いて息を吐くことに集中する
- バルーン留置時は分娩監視装置を装着し、感染症予防のために抗生剤を服用する
陣痛促進剤に関するまとめ
- 陣痛促進剤は効きが緩やかな飲み薬から開始し、点滴に移行
- 身体の産む準備が整っていないと促進剤を使用しても効かないことがある
次回で出産できるため、続きも良かったらみてくださいね。
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